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今週のソムリエアドバイス
今回は「昔の家相書」についてです。

江戸時代には、家相書が数多く出されていましたが、その中の一つに、昔は木製の浴槽であったため、湿気があると腐敗しやすく、浴槽を使わないときはそこが乾燥するように作れと書いてあります。

また、浴室の床は、排水をよくするために勾配を急にするよりは、むしろ滑って転んだりしないよう、
勾配を少なくしたほうがよいと注意しています。

これなどは浴室をつくる際の設計基準と考えてよく、家相書のなかには、こうした古人の知恵が数多く含まれています。いわば、現代の建築基準法にも通じるものがあります。

また、家相書の中には、生活上のタブーについて書かれた部分があります。

例えば、妊娠中の女性がいる家では、ちょっとの工事でもしてはならないというのもそのひとつです。
理由は、妊娠はけがれたものだから、普請という神聖な行事に関わってはならないというタブーがあります。

これはタテマエで、ホンネとしては、妊娠中のお嫁さんの負担が工事のために過重になるのを避けるという思いやり、それと、新築の家は、十分乾燥していないために湿気が多く、妊婦の健康によくないという衛生上の知恵でもあるのです。

タテマエの理由は封建的な意味合いですが、ホンネの二つは、現代にも当てはまることです。

産婦人科医による話では、最近の若い人の流産の原因の中に、引越しのときに動きすぎてというのが意外と目立つということです。妊娠中の新築、移転は、現代でもやはり避けるべきでしょう。

第三の湿気の問題は、現代だからかえって役にたちます。

特に鉄筋コンクリートの家の場合は注意する必要があります。強度のあるいいコンクリートは乾燥期間が長くなり、仕上げに漆喰などを塗ると余計に水分が蒸発するまで数年、少なくとも1年以上はかかります。

最近では結露に関しての意識も高まり、壁や柱など室内での結露の苦情も増えていて、このコンクリートの乾燥状態に依ることが多いのです。

以上は、ほんの一例ですが、迷信にすぎないと思われることでもよく考えてみると古人の知恵が秘められているのに感心させられます。

現代の建築基準法には、これほどキメの細かい規定はありませんが、一昔前には「公庫仕様」と呼ばれた、住宅金融支援機構の「木造住宅標準仕様書」は、木造住宅を作るうえでの現代の家相書と言えるかもしれません。

次回は、「家づくりソムリエ」のお話をしたいと思います。
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2017/05/10   http://www.re-homeclub.com/week_advice/backnumber/170510.html
2017/04/26   http://www.re-homeclub.com/week_advice/backnumber/170426.html
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